シマノ・ダイワ・アブガルシアなど1万円以下が中心のベイトリール10商品を、価格とギア比・ドラグ力のデータを突き合わせて比較しました。
最初の1台に3万円は出せないけれど、安すぎて巻き心地が残念なのも避けたい。その線引き、迷いますよね。
1. はじめに
ベイトリールは上を見ればきりがない道具ですが、最初の1台やサブ機なら1万円以下でも実用十分な選択肢が揃っています。
この記事では、楽天市場で在庫がある10商品を対象に、価格・巻き取りの速さ・パワーと剛性・レビューの実績という4つの軸で比べました。バス釣りからライトなソルトゲームまで、幅広く使える価格帯に絞っています。
2. ベイトリールの基礎知識
ギア比の見方
数字が大きいほどハンドル1回転で糸を多く巻き取れます。7.0以上のハイギアは回収が速く手返し重視の釣りに向き、6.3前後はゆっくり巻く釣りで力が出しやすいのが持ち味です。
ブレーキ方式のちがい
スプールの回転を抑える仕組みには、外部ダイヤルで調整するマグネット式と、内部のブロックで効かせる遠心式があります。前者は数字で合わせられるぶん、糸の絡みを避けたい人に扱いやすい形です。
3. 評価基準
価格
根拠:価格データ今回の10商品は3,680円から9,600円まで並びました。ベイトリールは長く使い続ける道具なので単価には換算せず、本体価格そのものを比べています。
巻き取りの速さ
根拠:商品説明商品説明に記載されたギア比と、ハンドル1回転あたりの巻き取り長さを見ました。数字が大きいほど手返しが速くなり、ルアーの回収やアクションを付ける釣りで扱いやすくなります。
パワーと剛性
根拠:商品説明最大ドラグ力とベアリング数を合わせて見ています。ドラグ力は強い引きに耐える余力の目安、ベアリング数は巻きの滑らかさや剛性感に関わる部分です。
信頼性
根拠:レビュー情報・ブランド実績楽天市場のレビュー平均と件数をもとに、件数の少なさで極端な評価にならないよう補正して算出しました。長く定番として売られているメーカーかどうかも合わせて見ています。
星はこの10商品の中での相対評価です。評価の方針はもちすけの戯言についてにまとめています。
4. ベイトリールおすすめランキング
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。価格やレビュー、ブランドの実績、商品説明をもとに作成した比較ランキングであり、執筆者が全商品を実際に使用したものではありません。価格・レビュー件数は変動するため、2026年9月時点の楽天市場の情報として参考程度にご覧ください。
| 順位 | 商品名 | ギア比 | 最大ドラグ力 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|
| 10位 | グローブライド スポーツライン CC ベイト BJ100H | 6.3 | 5kg | 船からのタイラバに使いたい方に |
| 9位 | ベイトリール ロープロ型 キャスティングリール | 6.3 | 4.5kg | 手に収まる薄型を試すとき |
| 8位 | アブガルシア マックス5 SX-L 左巻用 | 6.8 | 7kg | 握りの形にこだわるなら |
| 7位 | ルナヒサノ 糸付きベイトリール CASTRO 100 | 7.2 | 記載なし | 糸を巻く手間まで省きたい方に |
| 6位 | ハイスペックリール CLUTCH RAFALRE | 5.7〜7.0 | 7kg | ギア比を釣りに合わせて選ぶなら |
| 5位 | ベイトリール ハイギア7.2 6+1BB 最大ドラグ10kg | 7.2 | 10kg | 大物の引きに余力がほしいとき |
| 4位 | ダイワ PR100 2021年モデル 右巻 | 6.3 | 5kg | 使った方の声の多さで選ぶなら |
| 3位 | シマノ 18 バスライズ 右巻き | 7.2 | 5kg | 1台目のバス用として |
| 2位 | シマノ 17 バスワンXT 151 左巻き | 7.2 | 5kg | 長く使える定番機がほしい方に |
| 1位 | ベイトリール 超軽量210g 深溝スプール ギア比7.2 | 7.2 | 8kg | 4,000円未満で数字を揃えるとき |
ダイワを展開するグローブライド社の別ブランド「スポーツライン」の1台。PE1号を300m巻ける糸巻量で、ライトジギングからタイラバ、船釣りまでを1台で回せる設計です。ブレーキは遠心式を採用しています。
ギア比6.3・巻き取り69cmと数字は控えめですが、船で下ろして巻く釣りならこのくらいが扱いやすい。使った方の声はまだ3件と少ないため、信頼性は控えめに見ています。
手のひらに沿う薄型のロープロファイル形状。自重194gと今回の中では軽い部類で、ステンレス製ベアリングと陶器製レベルワインダーを使い、糸の滑りと錆びにくさに配慮したと説明にあります。
ギア比6.3・ドラグ4.5kgと数字は控えめ。4,000円台前半という価格で薄型の握り心地を試せる点が、この1台のいちばんの魅力だと思います。
上位機のZENONから受け継いだエルゴノミックデザインを、33mm径のスプールに落とし込んだモデル。PowerDiskドラグで最大7kg、ベアリングは7+1と、この価格帯では厚みのある構成です。サイドプレートの落下を防ぐピンロック式なのも安心材料。
今回の10商品では9,600円と最も高く、価格の星は伸びません。それでも90mmのアルミベントハンドルと一体成型のソフトノブは、握った感触にこだわりたい人に効いてくるはずです。
ナイロン3号が150m巻かれた状態で届くのが、この1台の一番の親切さ。買ってすぐ竿に付けて投げられます。ギア比7.2のハイギアで、海釣りにも使えると説明にあります。
3,680円で糸まで込み。最初の1台にありがちな「リールは買ったけど糸をどう巻くか分からない」を丸ごと飛ばせるのは大きい。声の数がまだ5件と少ないぶん、信頼性は控えめに見ました。
ギア比を7.0・6.4・5.7の3種類から選べる構成が面白い。速く巻きたいのか、じっくり巻きたいのかを買う時点で決められます。ベアリングは11+1と今回の最多で、自重175gも最軽量です。
カーボンボディに110mmのカーボンハンドル、最大ドラグ7kg、マグネットブレーキ。5,000円を切ってこの構成は、正直かなり攻めています。使った方の声は4件とまだ少ないので、そこだけ差し引いて見てください。
最大ドラグ10kgは今回の10商品で最大です。ギア比7.2のエクストラハイギアで回収も速く、根掛かりを外したり魚を素早く寄せたりする場面で余力が効いてきます。マグネットブレーキはルアーの重さや風に合わせて細かく調整できる方式。
ラインを同時に買うと糸巻きを無料で受けてくれるとの記載もあります。声の数は3件とまだ少ない段階ですが、数字だけ見れば上位機に迫る内容です。
「入門から中級者用ベイトリールの決定版」と言い切る商品説明のとおり、基本性能を素直に押さえた1台です。アルミ製φ33mmスプールで立ち上がりがよく、バスだけでなくソルトや船の小物釣りまで守備範囲が広い。
今回の10商品で使った方の声が最も多く集まっているのがこのモデルで、信頼性はここが頭ひとつ抜けています。ギア比6.3・巻き取り65cmと数字は速い側ではありませんが、そのぶん巻きに力が出ます。
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シマノのベイト入門機。ギア比7.2で最大巻上長77cmと、今回の中でも速い部類に入ります。イージーマグ機構を積んでいて、外側のダイヤルでブレーキ強度を合わせられるのが初めての1台として心強いところ。
ベアリングは1+1と最小限で、そこは価格なりです。それでも4,900円前後でシマノの名前が入った1台を持てるのは、やっぱり強い。
エントリーリールの定番として評価を積み上げてきたモデルです。ギア比7.2・最大巻上長77cmは3位のバスライズと同じですが、ベアリングが4+1に増え、巻きの質感で差が出ます。
オールラウンドに使えるバーサタイル性、という説明のとおり、投げる釣りをひととおり試したい人に向いた作り。長く使う前提なら、ここに1,000円台の差を払う価値は十分にあると思います。
3,680円でギア比7.2、最大ドラグ8kg、自重210g。数字だけ並べると、この価格帯で当たり前に出てくる構成ではありません。スプールの回転を抑えるマグネットブレーキは0〜12のダイヤル式で、糸が絡みにくいよう強弱を細かく合わせられます。
深溝スプールで糸巻量にも余裕があり、海のライトゲームまで足を伸ばせます。今回の中では使った方の声も16件と多い側で、価格の安さが実績の薄さと引き換えになっていないのが決め手でした。最初の1台にも、車に積みっぱなしにするサブ機にも勧めやすい1台です。
5. シマノとダイワはどっちがいい?
釣具売り場で必ず並ぶ2社で、入門価格帯にもそれぞれ看板モデルがあります。今回の4軸では、シマノが巻き取りの速さで、ダイワが使った方の声の厚みで前に出ました。ここでは2位のシマノ 17 バスワンXT 151と、4位のダイワ PR100を並べて見ていきます。
| シマノ | ダイワ | |
|---|---|---|
| 商品 | 17 バスワンXT 151 左巻き | PR100 2021年モデル 右巻 |
| ギア比 | 7.2(★5) | 6.3(★3) |
| ハンドル1回転の巻き取り | 77cm | 65cm |
| ベアリング数 | 4+1 | アルミ製φ33mmスプール搭載 |
| 価格 | 7,666円前後 | 5,313円前後 |
| 今回の順位 | 2位 | 4位 |
巻き取りの速さははっきり差が出ました。ハンドル1回転の巻き取りは77cmと65cmで、ルアーを手早く回収して次の1投に移りたい釣りほどこの差が効いてきます。
価格は2,000円強の開きがあります。ダイワPR100の商品説明は「基本性能・信頼性を確実に満たした、ハイコストパフォーマンスベイト」で、船の小物釣りまで見据えた守備範囲の広さを打ち出しています。対するバスワンXTは、投げて巻く釣りをひととおりこなすバーサタイル性が売りです。
手返しの速さを優先する方はシマノ、価格を抑えつつ幅広い釣りに使いたい方はダイワが合うと思います。
6. よくある質問
ハイギアと6.3前後、どちらを選べばいいですか?
ルアーを手早く回収したい、アクションを付けて誘いたいという釣りなら、ギア比7.2のシマノ 18 バスライズやルナヒサノ CASTRO 100のようなハイギアが向きます。その代わり、ゆっくり一定速度で巻き続ける釣りでは巻きが軽すぎて速度を保ちにくくなります。逆にダイワ PR100やグローブライド スポーツライン CCの6.3前後は、巻きに力が出るぶん回収に手数がかかります。どちらの釣りが多いかで決めるのが早いです。
1位のモデルが向かないのはどんな人ですか?
メーカー名で選びたい方、購入後のパーツ供給や修理対応まで含めて考えたい方には向きません。1位はブランド名を前面に出した商品ではないためです。そこを重視するなら、2位のシマノ 17 バスワンXT 151や4位のダイワ PR100のように、長く定番として売られているメーカーのモデルを選ぶほうが安心できます。
今回の10商品はどのくらいの価格帯ですか?
3,680円から9,600円まで並びました。4,000円未満が2商品(1位・7位ともに3,680円)、4,000〜5,000円台が3商品、7,000円台が3商品、9,600円が1商品という分布です。
予算5,000円までで基本性能を揃えたい方なら、ギア比7.2・最大ドラグ8kgの1位が数字の面で有利です。7,000円台まで出せるなら、ベアリング4+1のシマノ 17 バスワンXT 151が巻きの質感で一歩前に出ます。
右巻きと左巻きはどちらを買えばいいですか?
今回の10商品では、シマノ 18 バスライズとダイワ PR100が右巻き、シマノ 17 バスワンXT 151とアブガルシア マックス5 SX-Lが左巻きで並んでいます。1位のモデルのように、右巻き・左巻きのどちらも選べる商品もあります。竿を持つ手を持ち替えたくない方は利き手と逆の巻き、持ち替えてしっかり巻きたい方は利き手側という選び方が一般的です。
海(ソルト)でも使えますか?
商品説明でソルト対応をうたっているのは、ダイワ PR100(バスだけでなくソルト使用時でも安心と記載)、ルナヒサノ CASTRO 100(海釣りも使用可能)、グローブライド スポーツライン CC(ライトジギングやタイラバ向け)、CLUTCH RAFALRE(ジギング・タイラバ・鯛カブラ)です。海で使うなら、使用後の水洗いを前提に選んでおくと安心です。
アブガルシア マックス5 SX-Lは何が違いますか?
上位機のZENONから受け継いだ握りの形(エルゴノミックデザイン)を33mm径のスプールに載せた点が特徴です。PowerDiskドラグで最大7kg、ベアリング7+1という構成も今回の中では厚めです。今回は9,600円と最も高いため価格の星が伸びず8位ですが、握った感触を重視する方には候補になります。
7. まとめ
1位に置いたのは、3,680円でギア比7.2と最大ドラグ8kgを揃えた1台でした。メーカーの看板で選ぶなら2位のシマノ 17 バスワンXT 151、使った方の声の多さで選ぶなら4位のダイワ PR100と、上位はそれぞれ性格が違います。星はあくまで今回の10商品の中での相対評価なので、参考程度にご覧いただければ幸いです。
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